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むつき工房について

当研究所は、坂田裕輔が中心となって活動しているミニ研究所です。

現在は具体的な活動として、スローな学びの時間を開催しています。今後、地域で利用できる環境政策を提案していく予定です。

本研究所が考える「地域で利用できる環境政策」は、具体的な地域を想定したものではなく、一般的な自治体で利用できそうな政策を言います。例えば、森が多い自治体一般で利用できそうな政策を提案することで、条件に該当する自治体が、こちらの提案した政策をもとにして、自分のところにあう政策にカスタマイズして利用するというのが想定する使い方です。

むつきとは

むつきの「むつき」は、「邑を創るきっかけ」の略称です。

邑というのは、人が集まる場所の意味。
「郡」や「部落」の部などにおおざと遍のことでもあり、「おおざと」という意味も持つ。

地域のことを考える研究所の名前を考えるにあたって、まずはどういう地域が「望ましい地域」であるといえるのかということを考えた。
地域というのは、人が生まれ、育ち、暮らし、死んでいく場である。
その営みが営々と続けられていくと、地域に住む人が信じられることが、とても大事なことであろう。
たとえ、その土地での暮らしがつらくても、他の土地の暮らしが良さそうに見えても、自分のいる場所があるというのはいいものだ。
住めば都と昔の人は言ったが、地域での暮らしというのはまさにその通りだと思う。
この土地で暮らすと決めたら、そこが「いい場所」になるように、みんなで努力することも大切だ。
そうやって地域というものは創られていくものだ。

さて、「むつき」とは、「襁褓」のことであり、「睦月」のことでもある。
襁褓とは、もちろん赤ちゃんの「おむつ」のこと。
人がその土地に住み続けている限り、新しい生命は生まれ続ける。
新しい命を育み、次の世代にさまざまなもの・ことを受け継いでいく。
その象徴が、家々の庭に干されたおむつである。
いろいろな世代のひとが暮らし続ける場所が、僕が目指す地域だ。

もう一つの睦月には、新しい年の始まりという意味がある。
ゼロからのスタートではなく、今まで積み重ねてきたものを前提としつつも心機一転、新しいことをはじめるという意味である。
どんな地域にも、それまでの歴史がある。
地域作りはまずは、自分たちの持っているものを確認するところから始まる。
地域資源を無視して、外部から解決方法を持ってきても成功の可能性は低い。

むつきに僕が二つの意味を込めたのは、人々がずっと住み続ける地域を作るために、今持っているものから出発しようというメッセージだ。
そういう土台の上に、僕がこの工房で提案していく政策を載せることで、各地域の実情にあった政策ができる。